冷え PMSの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
27歳 未婚の女性です。
冷え性でPMSも生理痛も強くて、不安になり病院で診察を受けましたら、飲みにくい顆粒の漢方薬を渡されました。
口に入れるもモソモソして溶けずにおいしくなく、水で流し込んでいました。鎮痛薬も時おり服用しておりました。
足モミの先生の紹介もあり、漢方薬局に行くと痛みの原因をいろいろ話され、私の場合、血管の緊張をほぐして血流の改善をすれば、PMSが良くなり冷えや生理痛が楽になるとのこと。その場で温かい漢方を試飲させていただき、その場で体が温まりホッとしました。とても飲みやすかったです。
2ヵ月後、中学校時代よりあれほどひどかったPMSがうそのように消え、冷えも足先だけで、もっと早く出会っていれば良かったです。
生理痛を改善するには、鎮痛剤だけでは改善できません。
まずどうしてこの体質の方はこのような症状が発現するのでしょう。
まず中学生より痛みや炎症を抑えたりする薬、インドメタシンや非ステロイド性消炎鎮痛剤(ロキソニンSやアスピリン等)を継続すると黄体化未破裂卵胞(LUF)を引き起こしやすいことが報告されています。子宮内膜症・多嚢胞性卵巣症候群などの方に多く見られます。
漢方では、毎月の生理痛に対するストレス、不安で、緊張がひどく、その結果 血の滞りを生じさせます。『不通則痛』そうすることで疼痛が起こります。痛みは刺すようにキリキリと、生理は塊りが出て、月経の色はきれいではありません。
治療には、通りを良くするために血管緊張性をほぐし血流を改善することでPMSやそれに伴う痛みや冷えが解消します。
冷えには内分泌機能やエネルギー代謝を調整するニラ・クルミ・シナモン等、また全身あるいは局所の血液循環を促進するカブ・ネギ・ピーマン・サンショウ・酒などを元気のつくものや香りの良いものと一緒に食すると良いでしょう。
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